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2007年に発表されたELAC渾身の240LINEは、世界的なヒットシリーズとなっただけでなく、ELACのモノ作りへの拘りが世界に認められた記念的シリーズとなりました。その大きな立役者となったのが、アルミの表面にクリスタルラインとよぶパターンを施したニューウーハーユニット"AS-XR"ドライバーです。ELACが「JETトィータの開発と同等のエポックメイキングな開発」と言い切る自慢のユニットは、2009年にはELACの顔とも言える310 / 330に搭載され、この300LINEの評価の高さが、改めてAS-XRドライバーの実力を証明する結果となりました。 このAS-XRドライバーの開発により、ELAC社はフラッグシップシリーズである600LINEの一新を決意します。そして生まれたのが今回発表されたFS 607 CEです。もちろん、FS607 X-JETからのただのグレードアップではありません。LLDテクノロジーとAS-XRドライバーを複合させたNEW AS-XR LLDドライバーの搭載だけでなく、X-JET COAXと名づけられた同軸ユニットも第2世代へ進化。ここにもクリスタル・ラインが用いられています。さらに新規に設計されたスパイク/インシュレーター、ベース部、キャビネット構造など、全ての要素を一から見直しました。 X-JET COAX 2 / AS-XR LLD という傑作ドライバーの全てを出し切る為に生まれたエラック渾身のモデル、それがFS607CEなのです。最新技術の全てを、細部まで美しく仕上げられたハイグロス・ブラック仕上げのキャビネットに品性高く凝縮させた様に、ELACの目指すジャーマン・フィデリティが宿っています。

 
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■NEW X-JET COAX 2(second generation)
400Hz - 50,000Hzというおよそ7オクターブの帯域をカバーする同軸ユニット[X-JET COAX]。点音源から放射される理想的なエネルギーは、ハイスピードで低歪、パワーハンドリングに理想的なスペックを誇るJET3の能力をそのまま7オクターブで実現するという革新的なものでした。この革新的なユニットもAS-XRクリスタル・ラインの恩恵を受け第2世代へとバージョンアップを果たしました。 ミッドレンジの素材には、新たにクリスタル・ライン振動板をフェノール・パルプのトップに配し、特徴的だったフェノール・パルプとアラミド・パルプ(Nomex、Kevlar,Tejinconex)のハニカム構造はより強固かつ、さらにハイスピードへと進化し、JETとのクロスオーバーはよりスムーズになりました。またネオジウムを配したマグネット・システムはより最適化され、78mmのムービング・コイルと相まってさらなるダンピングを獲得しています。その恩恵は全ての周波数レスポンスにおいて歪みの大幅な低減という形で現れています。[X-JET COAX2]は過去にはない理想的な空間表現を実現します。それは均一化された非常に広い音の分散角度(下記のグラフィック参照)と、素晴らしいパワーレスポンスを同時に実現して初めて成しえる音の世界です。

 

■The new AS-XR LLD driver(Long Linear Drive)
AS-XR(クリスタル・ライン)アルミ素材と、クルトミューラー製ペーパーコーンとのハイブリッド振動版を擁し、ネオジウム・マグネットを6枚ビルトインしたELAC最高グレード・ニュー・ウーハー・ユニット。ユニット単体では1000Wの入力まで耐えるこのクリスタル振動版を擁したLLDドライバーは、振動版剛性を従来の約10倍に高め、さらに固有の音色を一切排除する事に成功。短巻線状コイル(巻線の高さ: 6.5mm)と均質磁場によるロング・エアーギャップにより、極度に歪のないリニアな動きを実現しています。またボビンにはチタンを採用しました。高効率とメカニカル・ロス、渦電流損失の低減を高次元で実現しています。

マグネット・プレートを6枚に分けることにより、エアーノイズを減少。さらに温度を一定に保つことも可能としました。AS-XR LLDドライバーはハイスピード、低歪、大入力にも強いという、まさにJETトィータと同表現するに相応しいユニットとなりました。X-JET COAX2とのコンビネーションから発せられるサウンドを耳にすれば、ユニットから設計ができるマニュファクチュールの強みを改めて感じていただけるのは間違いありません。

 

■OPTION "4PI"
1984年にELACとVan den hal社によって開発された4PIトィータは数々の特許も取得し、高品位リボンツイーターのシンボルとなりました。607CEでも新世代4PI PLUS.2をオプション搭載可能(価格・発売時期未定)。搭載時に様々な調整が行えるよう予めリアバッフルに調整用切替スイッチを搭載しています。4PIの調整に加え、ミッドレンジのゲイン調整も可能です。 ■Plate & Spikes
607CEに採用された数々の新技術を受け止めるベース部には、新たに設計を行った堅牢かつ高重量なソリッド・ベース・プレートを採用しました。

さらにNEW 600LINEのために新設計した10mm径スパイクとインシュレータのセットは、更なる高音質化はもちろん安定したセッティングを提供します。 ■Others Feature
従来MDFだったリアバッフルには、MDFに加えアルミパネルを採用。振動への配慮に加えデザイン面でも大きく貢献しています。また壁からの影響を考慮し、前モデルではリアにあった低域バスレフポートをボトムからの放射へと改良しました。環境に左右されにくいセッティングを実現します。

型番 ELAC FS 607 CE
形式 3.5ウェイ・バスレフ型
ウーハー 180mm AS-XR LLDアルミ/パルプ・ハイブリッド×2
ミッドレンジ 50/105mm AS-XR COAX 同軸ユニット×1
トィータ JETIII COAX同軸ユニット×1
クロスオーバー周波数 150/550/2,700
入力 定格200W/最大250W
周波数特性 28 - 50,000Hz
能率 89dB/2.83V/1m
インピーダンス
サイズ H1155×W320×D354mm
重量 37 kg
備考 :オリジナル・バイワイヤリング・ターミナル(Van Den Hal 製ジャンパーケーブル付属)
:トィータゲイン調整機能(-1dB / ±0dB / +1dB)
:ミッドレンジゲイン調整可能(-1dB / 0dB / +1dB)
:オプション4PIトィータ搭載可能(価格、発売時期未定)クロスオーバー設定機能
(OFF / 8 / 12)
価格 \1,500,000(税別)/Pair

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